2011年09月10日
「フィルムコミック」と「フィルムブック」と「アニメコミック」と「アニメブック」それぞれ
違い分かりますか?
「フィルムコミック」と「アニメコミック」とは
コミック漫画の様な「コマ割り」に「フキダシ」があり、
画にはアニメフィルムの絵柄が使用され、台詞表示には「フキダシ」が使用され、
物語を追っていく。
色のついた漫画感覚で読める。
主な商品
映画版 ドラえもん フィルムコミック シリーズ
アニメコミックス ドラゴンボールZ シリーズ
特にビデオが普及される前には重宝される。
いつでもその作品が見れるし、自分の好きなスピードで進むことが可能。
気軽に戻れるし。
私は好きです。
「フィルムブック」
「フィルムブック」
一見「フィルムコミック」と同じ感じの呼び名だが、別物。
初期の「フィルムブック」は「フィルムコミック」に近かった。
参考画像
http://aniegg.ocnk.net/product/11574
「フィルムコミック」と「フィルムブック」の一番の違いは
「フキダシ」が無くなり、絵柄の外の余白に、台詞やその場面の解説が記載される事に
なったことです。
恐らく、双葉社アニメ文庫「ルパン三世 カリオストロの城 PART 1~6」と
双葉社アニメ文庫「綿の国星1~3」が
アニメ関係で最初に販売されたフィルムブックだと思います。
注)フィルムブックという名称は付いていません
それ以前に、「ルパン三世 カリオストロの城」のフィルムコミックは
販売されていたが、当時のアニメファンにとってのフィルムコミックの難点は
「フキダシ」があることで、絵が隠れてしまう。ことでした。
この要望に対して作られたんのが、双葉社アニメ文庫「ルパン三世 カリオストロの城 PART 1~6」と思います。
帯にも「全画面完全収録(フルサイズ・トリーミング)」をうたい文句にしています。
(この当時の余白では台詞のみの記載です)
その後「フィルムブック」は進化していく。
その特色を発揮したのは
「新世紀エヴァンゲリオン フィルムブック」あたりです。
フィルムコミックに比べ、絵柄の枚数は減っているが
放送では気付きにくい部分や、その他の情報を文章にて補足している。
まとめ
「フィルムブック」とは
画にはアニメフィルムの絵柄が多数使用され、物語を追っていく。
画の外の余白に、台詞やその場面の解説が記載することにより
読者に更なる情報量を与えることが可能。
主な商品
双葉社アニメ文庫「ルパン三世 カリオストロの城 PART 1~6」
新世紀エヴァンゲリオン フィルムブック
例外あり)
多くの「フィルムブック」は、多数のアニメフィルムの絵柄を使用して
その1話を追っていくが、最近ではそうとも言えない。
アニメフィルムの画を使用して構成した本を「フィルムブック」という場合もあり。
(出版した人が、本のタイトルに「フィルムブック」と名づければ、
こちらがいくら「フィルムブック」の定義を
言っても仕方ないし…というか定義あるの?(笑)
最後に「アニメブック」
これはそのまま、アニメ本。アニメの本。
ということです。
以上、上記は私の個人的な見解も含まれています。
勘違い等ありましたら、容赦ください。