2008年06月15日
●巻頭特集「青の6号」「カウボーイビバップ」
(「カウボーイビバップ」完全版がWOWOWで放送決定!の特集です。
私がWOWOW加入したきっかけでした。約10年加入しているんだ…)
●取り上げられたアニメ作品
「ガラサキ」「怪傑 蒸気探偵団」「彼氏彼女の事情」「ジェネレイターガウル」「魔術士オーフェン」「頭文字D」他
●AXフォトグラフィックス
MIKAぷれぜんつ
丹下桜
●今月より「AX PEOPLE」というのがスタート
AXが注目している、「人」にスポットをあてて、今いちばんオススメしたい人を
じっくりと紹介する企画です。
今月は、話題作「lain」の清水香里さん。
ひさかたぶりに復活のお姉ちゃんこと、井上喜久子さんが登場
●広井王子のシネマイト・スコープ
対談相手:秋元康
(面白い対談でした)
●KEYWORD COMMENT Vol.3
「手法」としてのデジタルアニメ
完全にデジタル制作された期待の新作OVA「青の6号」。
その制作現場ではどのようなスタンスで仕事が行われているのだろうか。
デジタル技術はアニメの一手法となり得るのか?
・デジタルアニメ制作に移行したきっかけ
・デジタルアニメーション黎明期は次世代ゲーム機のアニメパート
・フィルムの良さとデジタルの良さ
などありますが、今回私がここで紹介いたしたいのは
・フィルムの良さとデジタルの良さ から
村濱「―2Dと3Dの質感が合っていないということに関しては現場でも
「どうしようかねー」って言っているんですけどね(笑)。
実はそれさえも、見ている人はそれほど気にならないんじゃないんかと
思っているですけど。」
―「確かに最初から全部そういう映像だと、そういうものかと思いますね。」
村濱「最初にフィルムというものが発明されて、それが白黒だった時に
「何で色がついていないんだ!?」って違和感を感じた人がいうと思うんですよ。
最初にアニメを発明した頃は「絵で映画なんかできるのか」っていう人がいるわけです。
さらに後にセルアニメを発明した人がいますね。そこでも、後ろは水彩絵の具で
描き込んであるのに、前はベッタリした色で変だと。でも今は皆さん、そんなことは
考えずに普通に受け止めているでしょう。
だから、今さら3Dがきたってそれほど驚くことじゃない。
見ているお客さんよりも業界の人間が、3DCGには違和感があるみたいですね。
「これは変だ」って。セルに絵を描いて映画を作ろうってこと自体が、最初は変だったん
だから(笑)。
3Dと2Dの違和感は勿論あるんですよ。でも、そういったことは、自分たちが持っている
美意識の追究から生まれてきた結果で、他人と違うものを作りたいという熱意ですよね。
コメンター:有限会社ゴンゾ 代表取締役 村濱章司
(私も古くからアニメを知っているので、アニメで出てくる3DCGには違和感を感じてしまいます。
その違和感とは
アニメを没頭して観ている時に、3DCGが出てくると
「これ3DCGだ」と一瞬現実に戻ってしまうのが嫌なんです。
その証拠に、フル3DCGの作品であれば気にならず物語に入ったままで
楽しめます。
だから、無理にアニメに3DCGを使わなくてもと思います。手描き(適度なウソ)の素晴らしさも
知っているので。
しかし、マクロスF(フロンティア)の3DCGには初めてその存在意義を
強く感じました。
手描きでは、あれは大変ですよね。
特にバルキリー(戦闘機)などは、手描き(適度なウソ)を入れない方が
カッコイイですから。
―と、ここまで書いて気付いたが、マクロスF(フロンティア)の3DCGには
今まで、3DCGに感じた不自然さがあまりない…気がする。
そうだ!今までの3DCGで描かれたロボットとの違いは、動きだ!
3DCG(ロボット)とアニメ(ロボット)がそれぞれジグザグに走行している
イメージをしてもらうと良いが、
アニメ(ロボット)は機敏に動く(作画する人によりますが)に対し、
3DCG(ロボット)の方はジグザグに曲がる際にかかる慣性の法則(による動き)が加わり、
これが見ていて野暮ったいと感じるし、3DCGを意識してしまう。
確かにリアリティを求めれば、慣性の法則が必要でしょうけど
アニメは昔から作画枚数(セル画)を抑えるため、削ってきた部分であり
それがアニメを観る上で無意識に不自然と感じていたのかも。
その点、マクロスF(フロンティア)は動きがスピーディーで、見ている人が感じる不自然さを
感じさせないのかな?と思ってしまったが、いかがであろう。
でも今後、3DCG(ロボット)をアニメで扱う時には参考になるかな?)
●メモリアルヒーロー 第3回
仮面ライダー(後編)
人間の自由のために戦う不滅のヒーロー
()内はアニエッグ店長のひとり言です