2024年。アニメの本を売りつづけて22年目に突入しました。現在の登録出品数 4千4百冊以上
ホームころころコロンブスの卵AX(月刊エーエックス 1998年9月号(No.6)
ころころコロンブスの卵
AX(月刊エーエックス 1998年9月号(No.6)
2008年06月08日
●総力特集「トライガン」

●取り上げられたアニメ作品
「lain」「ヴァイス クロイツ」「SHADOW SKILL-影技-」「DHトロン」「ナイトウォーカー」
「カウボーイビバップ」他

●AXフォトグラフィックス
MIKAぷれぜんつ
かないみか・上田祐司・宮村優子・子安武人・岡本麻弥・関智一
(ソニーレコードから発売された「MIKAぷれぜんつ」のブックレットから
未使用PHOTOを使用)

●広井王子のシネマイト・スコープ 
対談相手:パトリック・タトプロス

●KEYWORD COMMENT Vol.3
深夜アニメへの「戦略」
「アニメ音楽」というジャンルが確立されたのはいつの頃からだろうか…。
様々な音楽的要素が絡み合うこの世界「アニメ音楽」の実像に迫る!

・テレビ局プロデューサー、その見えづらい仕事に迫る!
・深夜アニメ枠が確立するまでの経緯を振り返る
・アニメーションを放送することの意味とは?
・テレビアニメを取り巻く状況の変化とそれに対する対応
・「銀河漂流バイファム13」が新たに制作された理由
・新作「デビルマンレディー」そこから広がる展開とは?

などありますが、今回私がここで紹介いたしたいのは

・テレビアニメを取り巻く状況の変化とそれに対する対応
―現在ゴールデンタイムでのアニメが減って、ファンにとって非常に寂しい状況になるんですが、
これはどの様に思われますか?
丸谷「大きく言えば、テレビというメディアの見られ方が変わってきたからだと思います。
 かつては一つのテレビ番組が広範囲の視聴者層を持っていたと思います。
初期のアニメは子供だけに向いて作られていた、ということは無かったんです。視聴者を
せまいターゲットに限定するものでは無かったんです。
 ところが段々アニメは子供向けという発想から内容や表現方法まで子供向けという
ようになってきたんです。そういった視聴者層を限定するものになるとゴールデンタイムという
時間帯では放送しにくくなってくるんです。
 もちろん、子供の数がどんどん減っているということもあります。アニメを取り巻く環境が
大きく変わってしまったんです。ただ、読売テレビ(日本テレビ)の月曜7時のアニメは
視聴者層を広く取り込み、うまく作っているからこその結果だと思います。
うらやましいですね」(笑)

(この雑誌が発売されてから10年経ちますが、読売テレビ(日本テレビ)の月曜7時のアニメは
今だに続いていますね。今後もガンバッて欲しいです。)

●「○○制作委員会」とは?
最近の作品で多く目にする制作会社のクレジットにある「~制作委員会」。
ここにはどんな意味があるんだろうか?
丸谷「例えば、今回の「あにめシャワー」という深夜アニメ枠に入る作品に対して
ある程度の出資をし、局としてそのソフトの権利を得られるようにしています。
再放送など2次利用の部分です。その利益を求める場所はビデオソフトであったり、
他局での放送だったりするわけですが他局でこれらの作品がオンエアされる場合には
「毎日放送」という表示をとるため、部分的に差し替えを行うんですよね。
別にうちの名前が出ようが出まいが、関係ないんですが、その表示があることで
売り込みにくいということであれば別に取ってしまっていいだろうってことなんです。
だからその手間を考えて最初から取ってあるというのもあるのです。ただ当社の表示が
無いということでは無くて、「~制作委員会」の中に当社が含まれる形になるので
会社的にはこれでOKということになっています」

(大昔の再放送などは、基本的には放送されていたチャンネルで行われるのが
普通でした。だから当時「フジテレビ」で放送されていた「タッチ」が夏休みに
「日本テレビ」で再放送されたのは当時驚いた覚えがあります。
また、違う局での再放送の場合、オープニンングなどの終わり部分(違う局のクレジットが
出るところ)が切られていたりと、ショックなんですよ)
 
コメンター:株式会社 毎日放送 丸谷嘉彦・諸冨洋史

()内はアニエッグ店長のひとり言


●メモリアルヒーロー 第2回
美少女戦士セーラームーン
時代を駆け抜けた平成ヒロイン
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