ころころコロンブスの卵

画像: 素材(スーパーロボット)×意欲+シナリオ+演出=傑作リアルロボットアニメ

素材(スーパーロボット)×意欲+シナリオ+演出=傑作リアルロボットアニメ

2007年04月09日

今回は先週「WOWWOW」で放送していた「劇場版ZガンダムⅢ」をビデオに録画していたので
それを見た感想を書きたかったのですが、見る機会がなかったので来週に…

ファーストガンダムは本当にリアルロボットアニメの始まり?
(機動戦士ガンダムについて考えてみる)

ガンダムは今までのロボットアニメをリアルに見せる様にした意欲的作品です。
ガンダムの素材(キャラクターやロボットのデザイン)は基本的には
それ以前のスーパーロボットとさほど変わり有りません。
キャラクターでいえば、「アムロ」「カイ」「リュウ」「フラウ・ボウ」「ハヤト」の
体型は某スーパーロボット電磁ロボの5人組(チーム)といっしょです。
「グフ」の武器「ヒートロッド」や「ガンダム」の「ガンダムハンマー」や
「モビルアーマー」などの形状は、最初からリアルロボットアニメとして
作られた「Zガンダム」にもし出てきたら少し不釣合いだと思います。

では、なぜそれ以前のロボットアニメとは別のものとして扱われたのか?
「敵が絶対的な悪ではない」初めてのアニメ作品とよく言われているが
自分が思うにそれよりも決定的に違うのは「殺し合う相手が同じ地球人である
ロボットアニメ」である事と思う。
だからこそ、敵であるジオン軍の兵士の人間らしい行動に親しみを感じる事もあった。
特にランバ・ラル隊がホワイトベースに白兵戦を挑み
ホワイトベースのブリッジに爆弾を仕掛けた際に、近づく子供(カツ・レツ・キッカ)に驚き
必死に下がれと注意する言葉は、敵も血の通った人間であるんだと
子供心(テレビを見ていた当時)に感じました。
何より素晴らしいのは地上編のシナリオです。
第13話の「再会、母よ…」は特に(アニメばっかり見てと怒る)親にも見て欲しいなぁ…と
これも子供心(テレビを見ていた当時)に思ったものだ。

メカニック関係では
監督は初代ガンダムの時、意識して整備シーンや補給シーンを多々入れたと聞いています。
量産型という発想も初めてでした。
武器に関しても今までのロボットアニメでしたら、何処に隠し持っていたの?と感じる
質量を持つ武器が沸いてくる事もありません。
ロボット同士が戦う理由がミノフスキー粒子のせいや
コアファイターの存在などの理由がしっかりしていました。
(最初のうちは宇宙空間では「相対速度〜」というセリフが多々あり、
雰囲気を出していました。)


さて続編の「Zガンダム」は「ガンダム」のおかげで最初からリアルロボットアニメとして
始まりました。
(これが良いか悪いか分りませんが、以前プレーしたゲームの「機動戦士Zガンダム エウーゴVS.
ティターンズ」では「連邦VS.ジオン」ほど個性的なモビルスーツは少なかったです)
その意味でいうと最後は人の思念などの演出で、初代ガンダムで求めてい方向とは逆に行った気がします。

隣りの本は「ガンダムSFワールド」です


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