ころころコロンブスの卵

画像: AX(月刊エーエックス 1998年6月号(No.3)

AX(月刊エーエックス 1998年6月号(No.3)

2008年05月17日

●取り上げられたアニメ作品
「アキハバラ電脳組」「ビーストワオーズII」「時空転抄ナスカ」
「ブレンパワード」カウボーイビバップ」「劇場版 機動戦艦ナデシコ」など

●「みるドラマから、やるドラマへ。 やるドラ」
やるドラ(プレイステーションのゲーム)の特集

●AXフォトグラフィックス
かかず ゆみ

●広井王子のシネマイト・スコープ 
対談相手:周防正行


「AX」を読んでいて気付いたのは(この本の当時)
「深夜アニメが増えてきた」
「WOWWOW放送アニメが多い」という事です。

今月号では「私が長い間、疑問に思っていた深夜アニメが始まった理由が
書かれております。(全ての疑問が解決ではありませんが)

テレビ局大研究(地上波各局分析)
テレビアニメの王様!? テレビ東京に迫る!

テレビ東京
「もちろん時間帯によって、作品への対応を考えています。
朝や夕方の時間帯は小学生から中学生まで見られる番組を並べ、
深夜の枠(注1)では大人向けの作品というふうに編成しています」

深夜の時間帯に多い、1クール(約13話)で終了する番組に関しては、こう語る。
「他局でやっている通常のドラマと同じ感覚で、作っているからです。
これも「寸止め」(注2)の感覚からくるものです。」
                                   テレビ東京編成部岩田氏

日本テレビ
「今、TVアニメは作品数は増えていますが、決して順風満帆な状況ではありません。
安易な企画が増え、全体の質が低下した事による客離れが確実に増えています。
しかし、アニメ自体は、やはりTVにとって不可欠なジャンルだ、と考えた時に、
深夜枠での放送という形に行き着いたわけです。(注3)
                                   日本テレビ編成部中谷氏

フジテレビ
安定しているゴールデン枠 4月からは深夜放送枠にも進出
「以前は視聴率30%をとるアニメも決して珍しくはなかったんですが、
子供の数が減ってきたのにしたがって、TVアニメというカテゴリーそのものを
見直す時期にきているかもしれません。
今までとは違い、大人に見せるアニメも需要があるものだと思います。
今回の「頭文字D」はそういったねらいもありますが、今後も深夜アニメを
継続していくかどうかは、まだ分かりませんね」
                                   フジテレビ編成部金田氏


今現在の深夜アニメが増えている状況とは変わってきているとは
思いますが(スポンサーやビジネス面など)、
今ではゴールデン枠にアニメ放送という選択肢がほとんど無いのが残念ですね。
(テレビ東京以外)


注1)「エルフを狩るモノたち」から定着されている深夜放送枠

注2)「ソフトとしてのビジネス面を考え、もうちょっと見たいと思わせる「寸止め」の感覚。
  これが逆に作品の人気を高めることにつながって、続編の可能性を生み出すのです」

注3)日本テレビでは「ベルセルク」を放送


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